古/いにしえの面影       其の四百五拾壱

怪しい親父輪っぱの会 別館 一人歩き編です。

 撮影日  2007年12月19日 水曜日
岡山県吹屋 紅柄の里を訪ねて〜紅柄工場
紅柄格子にダラリの帯が〜京都の路地に…
新撰組の下駄の音!抜けば珠散る氷の刃…
時代劇には欠かせません!
春さん〜紅柄の里に行きませんか?
タダの事をロハと言うのは知ってましたが〜
何でヤロ?
銅の採掘所に山と積まれていた物からの
ふーん…二次使用〜〜
木造の家屋に塗れば虫は付かんと腐らない。。
爆発的に売れたそうですわ!
UFO先生も〜行きマッセ!!

(※=マウスポインターを画像上に置いて下さい)
変わるものと変わらんもの〜
いつまで知った景色があるのやら。。

冬枯れの道を
先に自転車も良いかも〜

※ぽかりと広い屋根。
田村家(福岡屋)の
弁柄工場を復元公開しています。

紅柄が塗りこまれたような赤壁。
ここが不用品を宝に変えた再生工場。。

※びっくり眼の黒猫。。

釜場室

焼き・乾燥緑礬・ローハ(緑礬)

※俵に詰めてローハを
運び込んだ。。

現物展示されています。

※『焼き』ホウロク使って
焼いていたんですね。

備前等が有るように
中国山地は良い鉄が取れたんですね。
山で取れた石ですわ。。

※焼けば酸化して
赤くなる。。

山で取れた
ただの物をローハに…
FeSO4,7H2O
前は鉄、後ろは水〜

※焼き
(少し赤みが)

Fe2O3(三酸化二酸化鉄)
錆ですなぁ〜

※焼き場の釜口

熱かったでしょうねぇ〜

※こっちは後でね。。
でも赤い石臼。。

焼き釜の上の
ホウラク達。。


煙り抜き?
明り取り?

※ローハ

乾燥ローハ
(乾かしただけ?)

※焼けば…

耐火煉瓦積

※大勢の人が
働いていたんでしょうね。

本片山の弁柄工場
明治期でしょうね。

弁柄の値段表
通帳も〜

※値上げ通達表〜

色んなパッケージマークが
有ったんですね

※こんな形で全国に
送り出されたんでしょうね。

箱色々〜
金光印は木箱

※此の赤は紅柄。。
九谷焼か?

色んな使い道。
磁気ディスクも。。。



此の椅子が好き!

焼き場から

※次へ〜

碾臼場ですって。
焼いた物は不純物が多く
それを水で濾して取り除いています。

※その後、碾き臼で
細かく砕きます。
木製の軸受け。。

挽かれた粉は
此の下に。。

※木製のギアが〜

動力は水車!
水の力任せ。。

※焼き場をバックに。。

碾き臼達〜
綺麗な紅柄色。。

※器械ごと紅柄色。
多分、働いていた方も…

工程3へ〜

桧の桶…ここは脱酸場
要するに、あく抜きです。

上澄み液は、
硫酸(強酸性)ですよね。

※火と水と人との
コラボレーション。。

自然破壊ですよね
これの御蔭で
山は丸坊主
草も生えず。。



此の一輪車で運んだんでしょうか?

※これで汲み上げた。。

鉄鉱石と弁柄と〜
間に人の手と
自然の涙が。。

※此の椅子も素敵!

昭和初期の
吹屋小学校付近写真
山には高い木は無く
坑道は此処の下まで
続いていたとか。

※工程表まとめ〜

大正10年頃の
本片山の弁柄工場
右手前には脱酸用の
清水溜池か沈殿池?
宮崎駿の描く世界のように〜
もののけ姫

※ただの物が金に換わった
商品達
岡山・倉敷から
日本中に発送したそうで。。
春さんと行った近江を思い出しながら。

頑張ってボチボチ更新中…^^;
古の人の息吹を感じながら〜
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